私の生徒さんで、お家では楽譜を譜面台に開きっぱなしにしている方がいます。
こう書くと片付けをしない人みたいですが…
そうではなく、夜で楽器が弾けない時やお仕事の合間に楽譜を眺めています。
その方の場合はこの方法が読譜にとても役立っています。ソルフェージュのひとつです。
楽器を持ってしまうと、ボウイングや音程など他の事にも注意しなくてはいけなくなるので、楽器を持たずに音を読む方法は、弾きながら音を読んでいくよりシンプルでとても譜読みが上達します。(音程が付けられるようになれば更に良いです。)
私も表現力を向上させるためのひとつとして、楽器なしでよく歌うようにしています。
最終的には音も覚えてしまうので楽譜は見ずに、作業や家事をしながらも口ずさみます。
鼻歌だったり、ドレミだったり様々です。
今もブラームスのソナタで、どうしても自分の弾きたいイメージと弓の動きとが合わないので、声で出して雰囲気をつかもうとしています。
常にブラームスが頭をぐるぐる駆け巡るので、その時の日常の場面に合ったフレーズ、メロディを思い出し心の中で流して楽しんでいます。昨日は息子の寝顔を見ながら、2楽章のゆったりした部分を想像しました。
今日もたくさん歌おう♪
八王子音楽教室
Tomo Music Class 戸谷智子