生徒さんから、日本製の楽器についてご質問がありました。
今はドイツ製の楽器をお持ちですが、将来的に、もう1台楽器をお持ちになりたいと考えていらっしゃいます。
日本以外で、ヴァイオリン生産国といえば、イタリア、ドイツ、中国が有名でしょうか。チェコやハンガリーもあります。
また、中国で制作したものを、最後に違う国でチェックを行いそちらの生産ということで出ている物もあります。
日本にも素晴らしいヴァイオリン製作者の方たちがたくさんいらっしゃいますので、もちろん楽器もあります。とても丁寧に作られているというのが日本のヴァイオリンの特徴だと思いますが、お値段で言うと少し高い印象があるかもしれません。
日本製のモダン楽器を持つメリットの1番は、工房が近いということだと思います。心配なことがあれば、楽器を見てもらいながら直接ご本人に聞くことが出来るので、楽器に対する愛着がより増すと思います。
私の楽器はイタリアのクレモナから来ているのですが、以前クレモナを訪れた時に、私の楽器の製作者の方にお会いすることができ、その時に私のヴァイオリンを作った時の事や、特徴、音の出し方など色々な事をお話してくださいました。
工房が近くであれば、すぐに頼れるとても心強い印象を受けました。
もちろん…古い楽器であれば製作者の方は亡くなっているので、その場合は信頼出来る工房選びが大切になりますね。
楽器選びは少し大変ですが、じっくりゆっくりお気に入りの楽器を見つけてください
大切にすれば、良い音を奏でてくれます♪
八王子音楽教室
Tomo Music Class 戸谷智子